NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Nutanix Cloud Manager(NCM)の機能紹介⑥ IT運用のためのSQL Serverモニタリング

NCMの各機能の目次はこちら

はじめに

前回の記事では、NCM(Nutanix Cloud Manager)の「ローコード/ノーコード運用のオートメーション」について紹介しました。

今回ご紹介する機能は「IT運用のためのSQL Serverモニタリング」です。

※この記事は、Prism Centralバージョン「pc.2022.6」でのドキュメントや検証結果をもとに作成しています。その後の機能アップデートなどについては最新のドキュメントをご参照ください。

目次

1.「IT運用のためのSQL Serverモニタリング」とは

この機能は、Prism CentralからMicrosoft SQL Serverのリソース状況やアラート・イベント、データベースのパフォーマンスやSQLのクエリなどを監視できるものです。

SQL ServerのパフォーマンスなどをPrism Centralでそのまま監視したい場合に便利そうですね。

2. SQL Serverモニタリングの使い方

▽Prism Centralにて「オペレーション」→「Monitoring Cinfiguration」画面にアクセスし「Configure New Instance」をクリックします。

▽エンティティタイプで「Microsoft SQL Server」を選択し、Nutanix Collectorを有効化します。

SQL ServerのIPやuser/passwordを入力して「保存」をクリックします。

ちなみに、SQL Serverに対する前提条件などは以下をご参照ください。

Prerequisites for Configuring Application Monitoring
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide-vpc_2022_6:mul-integrations-prerequisites-pc-r.html

▽登録されたSQL Serverをクリックします。

▽サマリ画面では、全体の情報が概要レベルで確認できます。SQL Serverの情報や、アラート・イベント、パフォーマンスなどが表示されます。

▽Databaseタブでは、作成されているDBが表示され、各DBのIOPS Rateや空きスペースなどが確認できます。

▽Queriesタブでは、SQL Serverでのクエリステートメントのステータスが記録されます。

▽評価指標タブでは、16のメトリックを使用してSQL Serverのパフォーマンス状況が監視できます。

今回は簡単ですが、以上となります。Prism CentralでMicrosoft SQL Serverを監視してみたい方は、ぜひ一度ご確認いただければと思います。

今回はこの辺で。

<参考>
Application Monitoring(pc.2022.6)
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide-vpc_2022_6:mul-integrations-pc-c.html

次回:Nutanix Cloud Manager(NCM)の機能紹介⑦ アプリケーション検出