NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Omnissa Horizon on Nutanix AHVを構築してみる② -イベントDB作成(SQL Server Express)-【AOS 7.0 PC 2024.3/Horizon 2506-LA】

 ※この記事は「AOS 7.0 AHV10.0 Prism Central pc.2024.3」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。

前回の記事では、Omnissa Horizon on AHVにおける、Connection Serverを作成しました。今回は、Horizon環境におけるイベントのデータベースを設定します。なお、AHV環境でのHorizon 2506は商用利用もできるようですが、LA(Limited Available)リリースのため、完全GAではなく申請ベースでの制限付きのリリースとなるようです。

実際の導入は、GA版がリリースされてから検討いただくとよさそうです。

目次

1.今回の環境

 AOS: 7.0.1.9
AHV: 10.0.1.4
Prism Central: pc.2024.3.0.2
Horizon 2506-8.16.0-16594022598
DBサーバ: Microsoft SQL Server Express Edition

▽環境のイメージは以下の通りです。

今回は、イベント用のDBとしてMicrosoft SQL Server Express Editionを使用してみます。

OmnissaにおけるDB関連のドキュメントは以下の通りです。

Horizon Console で Horizon 8 イベント用のデータベースとデータベース ユーザーを追加する
https://docs.omnissa.com/ja-JP/bundle/Horizon8InstallUpgrade/page/AddaDatabaseandDatabaseUserforHorizon8EventsinHorizonConsole.html

Microsoft SQL Serverのポイントとしては、SQL Server認証の認証方法を使用することなどがあげられます。

その他、データベース関連の要件はリンク先をご参照ください。

Horizon Console でのイベント データベースの構成
https://docs.omnissa.com/ja-JP/bundle/Horizon8InstallUpgrade/page/ConfiguretheEventDatabaseinHorizonConsole.html

2. SQL Serverのインストール

Windows Serverマシンを新たに作成し、SQL Server Express Editionをインストールしてみます。今回紹介する手順は、Horizon用のイベントDBとして検証用途で使用するための最低限の設定となります。

Microsoft社のダウンロードページからSQL Server Express Editionをダウンロードします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-downloads

▽ダウンロードしたインストーラーを実行します。

▽「基本」インストールを選択し、日本語で「同意する」で進めます。

▽インストールを実行します。

▽インストールが完了したら、SQL Server Management Studio(SSMS)をインストールするため「SSMS のインストール」をクリックします。

▽ブラウザで起動したMicrosoft社のページから、SSMSのダウンロードリンクをクリックします。

▽ダウンロードした.exeファイルを実行します。

▽Installer画面を進めます。

▽インストール画面が起動し、個別のコンポーネントや言語パックなども選択できますが、今回はそのまま「インストール」をクリックして進めます。

SQL Server Management Studio(SSMS)のインストールが実行されます。

▽インストールが完了したら画面を閉じて、OSを再起動します。

3. Horizon用のデータベースとユーザーの作成

HorizonのイベントDBとしてSQL Serverを使用する場合は、SQL認証のみがサポートされているため、SQL認証用のユーザー作成とデータベースへのマッピングを実施する必要があります。

Horizon Console で Horizon 8 イベント用のデータベースとデータベース ユーザーを追加する
https://docs.omnissa.com/ja-JP/bundle/Horizon8InstallUpgrade/page/AddaDatabaseandDatabaseUserforHorizon8EventsinHorizonConsole.html

▽インストールしたSSMSを起動します。

▽アカウントのサインインが求められますが、今回は検証目的なのでそのままスキップします。

SQL Serverへの接続画面が出てきますので、はじめに「Windows 認証」で接続します。

▽接続したら「データベース」を右クリックし「新しいデータベース」をクリックします。

▽Horizon用として、今回は「eventdb」という名前のデータベースを作成して「OK」をクリックします。

▽続いて、SQL認証用のユーザーを作成するため、「セキュリティ」→「ログイン」を右クリックし「新しいログイン」をクリックします。

▽「全般」ページにて、今回は「omnissa」というログイン名を作成しパスワードを設定します。その他パスワード関連のチェックボックスは外しておきます。

▽続いて「ユーザーマッピング」ページにて作成したデータベースと「db_owner」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

▽続いて、SQL Serverインスタンスのプロパティを起動し、セキュリティ画面にて「SQL Server 認証モードと Windows 認証モード(S)」にチェックを入れて「OK」をクリックします。再起動のポップアップは「OK」をクリックします。

SQL Serverインスタンスを右クリックして「再起動」を実行しておきます。

4. TCP/IPの有効化とポートの設定

Connection Serverからデータベースへ接続するために、TCP/IPの有効化とポートの設定を実施します。

Horizon Console で SQL Server データベースをイベント レポート用に準備する
https://docs.omnissa.com/ja-JP/bundle/Horizon8InstallUpgrade/page/PrepareanSQLServerDatabaseforEventReportinginHorizonConsole.html

SQL ServerをインストールしたWindowsのスタートメニューから「SQL Server 2022 構成マネージャ」を起動します。

▽「SQL Serverネットワークの構成」→「SQLEXPRESSのプロトコル」にてTCP/IPを右クリックして有効にします。

▽さらにTCP/IPのプロパティを起動し「IPAll」のTCPポートを「1433」とし、TCP動的ポートは「空欄」にしておきます。

▽「SQL Serverのサービス」にて「SQL Server(SQLEXPRESS)」を再起動します。

これでSQL Server側の設定は完了ですが、Windowsファイアウォールにて今回指定したポートで通信ができるようにしておきます。

5. Horizon ConsoleにてイベントDBの接続操作

▽Horizon Consoleを起動し「イベント構成」画面にてイベントデータベースの「編集」をクリックします。

▽今回作成したSQL Server Expressのデータベース情報を入力します。プリフィックスは一般的には「VE(VMware Events)」などが使用されることが多いですが、今回は「HE_」としています。

入力したら「OK」をクリックします。

▽接続が完了すると、以下のようにHorizon Console画面にて確認できます。

▽イベントDBを構成すると、Horizon Consoleのイベント画面などでログが確認できるようになります。

Horizon Console でのイベント データベースの構成
https://docs.omnissa.com/ja-JP/bundle/Horizon8InstallUpgrade/page/ConfiguretheEventDatabaseinHorizonConsole.html

今回はここまで。次回はNutanix環境の登録を実施します。