※この記事は「AOS 7.5 AHV11.0 Prism Central pc.7.5」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。
Prism Central Backup and Restore(PCBR)では、Prism Centralを別のクラスターへ移行することが可能です。例えば、ノード追加・削除によるリプレースができない場合や、環境構成を見直したい場合など、別のクラスターへの移行が必要な際に活用できます。
なお、Moveやクロスクラスターライブマイグレーションは、Prism Centralの移行には使用できません。
目次
1.今回の環境
AOS: 7.5
AHV: 11.0
Prism Central: pc.7.5.1.1
環境は以下のイメージです。Prism Centralインスタンスを移行するには、移行元・移行先の両方クラスターが対象のPrism Centralの管理下にある必要があります。

2. 移行先クラスターにPrism Centralのバックアップを取得
▽今回は、対象のPrism Centralに2つのクラスターを登録しています。このうち、Prism Centralは cluster01 で起動していますので、cluster02 へ移行してみます。

▽Prism Central Backup and Restoreの Continuous Backup にて、cluster02 を選択してバックアップを取得します。

バックアップが完了すると以下のようなステータスになります。

3. 移行元Prism Centralの停止
Prism Centralの移行はコールドマイクレーションになります。
▽まずは、Prism CentralにSSHログインしてサービスを cluster stop で停止します。

サービスが停止すると、以下のような表示になります。

続いて、Prism Centralが起動しているクラスターのPrism Elementから、Prism Centralを停止します。
▽Prism Central VMを 右クリック して、Power Off Actons から ゲストシャットダウン を選択して Submit をクリックします。

Prism Centralが停止したら準備完了です。
4. 移行先でPrism Centralをリストア
移行先クラスターのPrism Elementからリストアを実行します。
▽今回の移行先となる cluster-02 のPrism Elementから Restore Prism Central 画面にアクセスして Restore Prism Central from Continuous Backups にチェックを入れて Restore Now をクリックします。

▽リストアのダイアログが起動しますので Continue をクリックします。

▽Restore Prism Central 'PCのIPアドレス' on this cluster にチェックを入れて Next をクリックします。

▽対象のクラスターが選択されていることを確認して Next をクリックします。

▽Prism Centralは新規インストールされますので、対象のバージョンをインターネット経由でダウンロードするか、ローカルからバイナリをアップロードするかを選択します。今回は Download Software を選択して Next をクリックします。

▽リストアするPrism Centalのネットワークやストレージコンテナなどの情報を入力して Next をクリックします。なお、Prism Central 1台構成でVIPを持っていない場合は Virtual IP は入力不要です。

▽サマリを確認したら Restore をクリックします。

▽Prism Centralのリストアの進捗ステータスが確認できます。

▽完了すると、仮想マシンとしてPrism Centralが起動していることが確認できます。

Prism Centralのサービスも自動で起動しますので、以降はPrism Centralにログイン可能になります。
リストア後の初期操作や確認については、以下の記事をご参照ください。
- PCBRのContinuous BackupsからPrism Centralをリストアしてみる② ~リストア後の操作と状態確認~【AOS 7.5 AHV 11.0 PC 7.5】
https://tomomartin.hateblo.jp/entry/2026/04/21/080000
なお、移行元にPrism Centralの削除については以下のKBをご参照ください。Prism Centralの削除では、ボリュームグループの削除がつまずきやすいポイントになります。
KBに書いている通り、ボリュームグループがうまく削除できない場合は、サポートに問い合わせて支援をいただくとよさそうです。
How to delete a Prism Central VM
https://portal.nutanix.com/kb/6274