NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Nutanix AHVの仮想マシンテンプレートを使ってみる① ~紹介編~

※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。また、このブログで紹介している製品や機能を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施することを推奨します。

AHV VMテンプレートの連載リンク集

この記事では、Nutanix AHVで利用できるVMテンプレート機能について紹介します。仮想化製品では「仮想マシン テンプレート」という機能が一般的に提供されていますが、Nutanix AHVでも仮想マシンのテンプレート化・デプロイの機能が提供されています。

仮想マシンテンプレートについて

テンプレート機能の主な特長は、ゲストOSや必要なアプリを事前にインストールした状態でVMをテンプレート化したり、Sysprepの応答ファイルなどによる自動セットアップをテンプレートからのデプロイ時に利用したりできる点です。

検証用で同じ構成のVMを何度もデプロイするような環境や、複数のVMを自動でAD参加までセットアップしたい場合などにおいて、単純作業の繰り返しを自動化できる便利な機能です。

Nutanix AHVにおけるVMテンプレートは、Prism Centralからのみの操作となりますが、NCI Starterライセンスがあれば追加のライセンスなどは不要です。

AHV でのVMのテンプレートの制限事項

テンプレート機能の主な制限事項は以下の通りです。

  • AHV上のVMのみ対象
  • エージェントVMやPrism Centralは不可
  • ボリュームグループが接続されているVMは不可
  • RF1ストレージコンテナ環境のVMは不可
  • プロテクションドメインで保護されているVMは不可

その他の制限事項については以下リンク先をご参照ください。

おわりに

今回は、AHVでの仮想マシンテンプレートについて紹介しました。次回以降、テンプレート機能の使い方について紹介したいと思います。