NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【第4回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事 では、AOSのアップグレード方法についてご紹介しました。 今回は、AOSアップグレード後の、AHVやファームウェアのアップグレードなどについてご紹介します。 ※ この記事では、AOSアップグレードについての情報を紹介していますが、実際にAOSをア…

【第3回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための推奨順序や事前作業などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードの本作業をご紹介します。AOSのアップグレード自体は、クリック操作で完了しますので、今回の記事は短めです。 ※ この記事では、AOSアップグ…

【第2回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための互換性情報の確認方法などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードを実施するにあたっての、推奨順序や事前作業などをご紹介します。 ※ この記事では、AOSアップグレードについての情報を紹介していますが、…

【第1回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

NutanixではAOSによってHCIやクラスター管理機能が提供されています。AOSは約1年に1回のペースで新しい長期サポートバージョン(LTS)がリリースされているので、既存の環境でも1年に1回は新しいバージョンへアップグレードすることが理想です。 これ以降数…

Nutanix Filesをバージョンアップしてみる

Nutanix Filesは、Nutanixが提供しているファイルサーバー機能ですので、Prismで統合管理できます。そのため、FilesのバージョンアップもPrismから操作可能です。 今回は、パフォーマンス関連の Field Advisory(#97)が出ていたので、Nutanix Filesを「3.8.…

Nutanix Filesのサイジング -ストレージについて-

ここ連日Nutanix Filesのサイジング特集をしておりますが、今回はFilesのストレージのサイジングについて書いてみます。 1回目:Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-2回目:Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-3回目:Nutanix Filesのサイジン…

Nutanix Filesのサイジング -FSVMについて-

ここ連日Nutanix Filesのサイジング特集をしておりますが、今回はFSVMのサイジングについて書いてみます。 1回目:Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-2回目:Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-3回目:Nutanix Filesのサイジング -FSVMにつ…

Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-

前回の記事では、Nutanix Filesのサイジングにおいて、Nutanix SizerがSSDへホットティアとして割り当てるサイズを紹介しました。 今回は、Nutanix Filesを導入するにあたってCVMへ割り当てるリソースのサイズを考えてみたいと思います。今回は手短に終わり…

Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-

Nutanix Filesは、主に部門の共有フォルダやVDIの移動ユーザープロファイル、またはハイパフォーマンスのアプリケーション共有といった用途が想定されています。 ワークロードによって、例えばユーザーの同時接続数や一定期間内に必要なIOPSなどに違いが出る…

NutanixクラスターをPrism Centralから登録解除してみる

今回はPrism Centralから、Nutanixクラスターの登録を解除してみました。 Nutanixでは、クラスターの管理ツールとして「Prism Element」と「Prism Central」の2種類が提供されています。Prism ElementはNutanixのクラスターサービスとしてデフォルトで提供さ…

Nutanix AOS 6.0の追加機能でAHVのSwitch Port Analyzer(SPAN)触ってみた

Nutanixでは、2021年6月のAOS 6.0ファミリーリリースでAHVへSwitch Port Analyzer(SPAN)が新機能として追加されました。この機能では、AHVの物理NICを流れるインバウンド・アウトバウンドまたは双方向のトラフィックを任意の仮想マシンのvNICへミラーリン…

Nutanix Files でクラスターのストレージ容量以上のファイルサーバーが作成できるか試してみる

今回は質問をいただいた内容を実際に試してみたの回です。Nutanix Filesで新しくファイルサーバーを作成する際に、Nutanixクラスターのストレージ空き容量以上のファイルサーバー容量が指定できるか試してみました。 今回の環境 AOS: 6.0 STSHypervisor: AHV…

Nutanix FilesのFile Analytics VMをスケールアップできるか試してみる

以前の記事では、Nutanix Filesの分析機能である「File Analytics」を利用するため、File Analytics VM(FAVM)をデプロイをしてみました。今回は、FAVMをスケールアップできるか試してみます。 ※File Analyticsのメーカードキュメントでは、FAVMのスケール…

Nutanix FilesのFile Analytics VMを削除してみる

前回の記事では、Nutanix Filesで使用するFile Analytics VM(FAVM)をデプロイし、有効化してみましたが、この記事ではその逆を試してみます。 アプライアンス系の製品は実体が仮想マシンであっても、削除するための手順があることが多いかと思います。今回…

Nutanix FilesでFile Analyticsをデプロイしてみる

Nutanix Filesでは「File Analytics」というファイルサーバーの分析機能が提供されています。このFile Analyticsは、Filesの使用状況やクライアントユーザーのアクティビティなどが確認できます。 File Analyticsの実体は仮想マシンであり、Prismからのクリ…

Nutanix FilesでFSVMをスケールアウトしてみる

前回の記事では、Nutanixクラスター上へ展開されているFSVMのvCPUとMemoryのリソースをスケールアップしてみました。今回は、もう1つのリソース拡張として、FSVMをスケールアウトしてみたいと思います。 具体的には、複数台構成のFSVMクラスターへ新しいFSVM…

Nutanix FilesでFSVMをスケールアップしてみる

Nutanixでは、Nutanix Filesというファイル共有サービスが提供されています。Nutanix Filesは組織や部門の共有フォルダ、VDIの移動ユーザープロファイルの保管先などの用途に使えます。 Nutanix Filesの構成要素として、FSVMというNASヘッドとなる仮想マシン…

Nutanix AHVの仮想ネットワークでDHCP機能を有効化してみる

Nutanix AHVでは、「仮想ネットワーク」というVLANを設定できる仮想的なネットワークを作成して、仮想マシンのNICを接続して使用します。この仮想ネットワークは、ESXiのvDSの分散ポートグループの機能のようなものだと考えると想像しやすいかもしれません。…

Nutanix AHVのホスト名の変更方法

Nutanixでは、Expand Clusterにてイメージングを実施した場合、クラスターへ追加されたAHVのホスト名がデフォルトの値や、IPアドレスになることがあります。そこで今回はAHVのホスト名の変更方法を紹介します。 AHVのホスト名変更方法 任意のCVMへnutanixユ…

Nutanix AOS 5.19以降のAHVクラスターにノードを追加して仮想スイッチのデフォルト設定を見てみる②

前回記事では、AOS 5.19以降のAHVでデフォルト設定であるvs0(br0)のネットワーク設定のクラスターへノードを追加してみました。今回は、AOS 6.0のAHVクラスターへvs1(br1)を作成したあとに、ノード追加をしてみます。 まず既存AHVクラスターへvs1(br1)…

Nutanix AOS 5.19以降のAHVクラスターにノードを追加して仮想スイッチのデフォルト設定を見てみる①

NutanixのAOS 5.19では、AHVのネットワーク構成に「仮想スイッチ(VS)」という概念が追加されました。今回は、ネットワーク構成としてデフォルト構成のvs0(br0)のみのAHVクラスターへノードを追加して、そのままネットワーク構成を引き継いでくれるか確認…