NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ESXi版 Nutanix環境の初期設定 その① Foundation~データストアマウント

この記事は、Nutanix Advent Calendar 2021 の 15日目です。 adventar.org Advent Calendarを書くのは初めてなので、簡単な自己紹介をします。普段は某企業でNutanixに関するセミナーやハンズオンの講師などを担当しているプリセールスエンジニアでして、同…

Nutanix Technology Champions 2022 に選ばれました

NTC

セミナーの講師やブログでの情報発信をしていたら、NTCに選んでいただけました。 Welcome to the 2022 Nutanix Technology Champions (NTC) | Nutanix Community 今後ともよろしくお願いいたします。 Keigo Tomomatsu

これまでのNutanix Filesと最新のNutanix Files 4.0 の GUI比較表

勝手にまとめて比較表作りました。割とざっくりした粒度でまとめるとこんな感じ。Files Consoleは、現在は英語UIのみだったりしますが、今後の改良や進化が期待される機能ですね。

NutanixでFoundation VMを別セグに置いてみる

今回は小ネタ・やってみた系です。 Nutanixでは、多くの場合Foundation VMを使用してノードをイメージングしクラスターを作成すると思います。その際に、基本的には特に意識することなくFoundation VMをCVMやIPMIと同一セグメントへ配置するかと思いますが、…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる④ -分散共有のフォルダリダイレクトで書き込み中にFSVM停止-

今回もやってみた系です。Nutanix Filesでは、VDIの移動ユーザープロファイルやフォルダリダイレクトの保管先として、「分散共有」という共有フォルダの提供方式を選択することが可能です。 今回は、分散共有でフォルダリダイレクトしているユーザーのダウン…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる③ -共有フォルダを持っていないFSVM停止-

先日Nutanix Files関連のとあるセミナーで「DNSラウンドロビンで初期アクセスは分散されるけど、DNSサーバーが返答したIPアドレスのFSVMが停止してたらアクセスできないのでは?DNSラウンドロビンは、宛先のサーバー障害は検知しないはず。」といったご質問…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる② -ファイル編集中にFSVM停止-

前回の記事では、Nutanix Filesで作成した標準共有の共有フォルダへファイルアップロード中にFSVMを停止させ動作を確認しました。 今回は、共有フォルダに保存しているExcelファイルを編集中にFSVMを停止させ、動作を確認してみます。 使用している環境は、…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる① -ファイルアップロード中にFSVM停止-

今回はやってみた系で長編です。 Nutanix Filesでは、FSVMという仮想アプライアンスをNutanixクラスター上へ複数台デプロイし、それがNASヘッドとなって共有フォルダをクライアントへ提供します。 今回は、Nutanix Filesで「標準共有」で共有フォルダを作成…

Nutanix AHVでVolumesネットワーク作成してみた

前回までの記事ではNutanix AHVでDR用のネットワーク関連の話を紹介してきました。今回は、もう一つのサービスネットワーク分離であるVolumes用ネットワークを作成してみます。 今回の環境 AOS: 5.20.1.1 LTSAHV: 20201105.2096 管理ネットワーク:ネットワー…

Nutanix AHVでDRネットワークを使用してAsync DRでリモートサイトへレプリケーションしてみた

前回の記事では、DRネットワークを作成した2つのクラスター間でリモートサイト登録をした後、仮想ネットワークとストレージコンテナのマッピングを [ncli] で実施しました。 今回は、2つのサイト間で仮想マシンのスナップショットをDRネットワークを使用して…

Nutanix AHVでAsync DRのリモートサイト間をncliでマッピングしてみた

前回の記事では、DRネットワーク作成後に、2つのNutanix AHVクラスター間でリモートサイト登録をしてみました。 今回は、ncliを利用してこの2つのサイト間で仮想ネットワークやストレージコンテナをマッピングしてみたいと思います。 今回の環境 AOS: 5.20.1…

Nutanix AHVでDRネットワーク作成後に、Async DRのリモートサイト登録してみた

前回の記事では、Nutanix AHVで物理的にネットワークを分けるDRネットワークを作成しました。今回は、DRネットワークを作成した2つのクラスター間で、Async DRのリモートサイト登録をしてみました。 ちなみにDRネットワークでは、サイト間で異なるネットワー…

Nutanix AHVで物理NIC分けてDRネットワーク作成してみた

Nutanix AHVではCVMの管理系の通信とストレージ系の通信を分けるバックプレーンLANをいうものがあり、もともとはVLANでセグメントを分けることが可能でした。 最近のAOSでは、このバックプレーンLANを物理的に分けるだけでなく、DRレプリケーション用のネッ…

Nutanix AHVのHAで仮想マシン再起動の優先順位をつけてみる

今回もセミナー等でご質問いただいた内容となります。 Nutanix AHVには、ESXiと同様に、HA(High Availability)機能があり、ノード障害時に仮想マシンを別のサーバー上で自動で再起動させることができます。 HAの話をすると、起動する仮想マシンの優先順位…

Nutanix AHVのメモリのオーバーコミットについて

2022/11/14 追記最近のAHVではメモリのオーバーコミットがPrism Central GUIからできるようになっています。詳しくは以下ドキュメントをご参照ください。Memory Overcommit ------------------------------------------------------------- 以前 Nutanixのセ…

AHVでストレージコンテナ間のvDISKライブマイグレーションをしてみる

NutanixではAOS 5.19からAHVで異なるストレージコンテナ間でのvDISKのライブマイグレーションがサポートされました。これは、VMwareでいうところのストレージvMotionの機能に相当するものです。 この機能は、ストレージポリシーを分けて仮想マシンを改めて整…

Nutanix Filesのセルフサービスリストアを使ってみる

Nutanix Filesのセルフサービスリストアを使用すると、共有フォルダのファイルを誤って削除してしまった場合などに、アクセス権のあるユーザーがそのファイルやフォルダを任意にリストアすることができます。 この機能は、Nutanixのプロテクションドメインの…

Nutanix AHVで仮想スイッチ(Virtual Switch)を追加して、アップリンクを設定してみる

以前の記事で、追加の仮想スイッチ(Virtual Switch)を作成したAHVクラスターへノードを追加してみるという記事を紹介しました。 今回はそれに関連して、AHVクラスターへ新たな仮想スイッチを作成する方法を紹介したいと思います。 AHVにおける仮想スイッチ…

【第4回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事 では、AOSのアップグレード方法についてご紹介しました。 今回は、AOSアップグレード後の、AHVやファームウェアのアップグレードなどについてご紹介します。 ※ この記事では、AOSアップグレードについての情報を紹介していますが、実際にAOSをア…

【第3回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための推奨順序や事前作業などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードの本作業をご紹介します。AOSのアップグレード自体は、クリック操作で完了しますので、今回の記事は短めです。 ※ この記事では、AOSアップグ…

【第2回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための互換性情報の確認方法などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードを実施するにあたっての、推奨順序や事前作業などをご紹介します。 ※ この記事では、AOSアップグレードについての情報を紹介していますが、…

【第1回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

NutanixではAOSによってHCIやクラスター管理機能が提供されています。AOSは約1年に1回のペースで新しい長期サポートバージョン(LTS)がリリースされているので、既存の環境でも1年に1回は新しいバージョンへアップグレードすることが理想です。 これ以降数…

Nutanix Filesをバージョンアップしてみる

Nutanix Filesは、Nutanixが提供しているファイルサーバー機能ですので、Prismで統合管理できます。そのため、FilesのバージョンアップもPrismから操作可能です。 今回は、パフォーマンス関連の Field Advisory(#97)が出ていたので、Nutanix Filesを「3.8.…

Nutanix Filesのサイジング -ストレージについて-

ここ連日Nutanix Filesのサイジング特集をしておりますが、今回はFilesのストレージのサイジングについて書いてみます。 1回目:Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-2回目:Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-3回目:Nutanix Filesのサイジン…

Nutanix Filesのサイジング -FSVMについて-

ここ連日Nutanix Filesのサイジング特集をしておりますが、今回はFSVMのサイジングについて書いてみます。 1回目:Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-2回目:Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-3回目:Nutanix Filesのサイジング -FSVMにつ…

Nutanix Filesのサイジング -CVMについて-

前回の記事では、Nutanix Filesのサイジングにおいて、Nutanix SizerがSSDへホットティアとして割り当てるサイズを紹介しました。 今回は、Nutanix Filesを導入するにあたってCVMへ割り当てるリソースのサイズを考えてみたいと思います。今回は手短に終わり…

Nutanix Filesのサイジング -SSD要件について-

Nutanix Filesは、主に部門の共有フォルダやVDIの移動ユーザープロファイル、またはハイパフォーマンスのアプリケーション共有といった用途が想定されています。 ワークロードによって、例えばユーザーの同時接続数や一定期間内に必要なIOPSなどに違いが出る…

NutanixクラスターをPrism Centralから登録解除してみる

今回はPrism Centralから、Nutanixクラスターの登録を解除してみました。 Nutanixでは、クラスターの管理ツールとして「Prism Element」と「Prism Central」の2種類が提供されています。Prism ElementはNutanixのクラスターサービスとしてデフォルトで提供さ…

Nutanix AOS 6.0の追加機能でAHVのSwitch Port Analyzer(SPAN)触ってみた

Nutanixでは、2021年6月のAOS 6.0ファミリーリリースでAHVへSwitch Port Analyzer(SPAN)が新機能として追加されました。この機能では、AHVの物理NICを流れるインバウンド・アウトバウンドまたは双方向のトラフィックを任意の仮想マシンのvNICへミラーリン…

Nutanix Files でクラスターのストレージ容量以上のファイルサーバーが作成できるか試してみる

今回は質問をいただいた内容を実際に試してみたの回です。Nutanix Filesで新しくファイルサーバーを作成する際に、Nutanixクラスターのストレージ空き容量以上のファイルサーバー容量が指定できるか試してみました。 今回の環境 AOS: 6.0 STSHypervisor: AHV…