NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Nutanix FilesでFile Analyticsをデプロイしてみる

Nutanix Filesでは「File Analytics」というファイルサーバーの分析機能が提供されています。このFile Analyticsは、Filesの使用状況やクライアントユーザーのアクティビティなどが確認できます。

File Analyticsの実体は仮想マシンであり、Prismからのクリック操作でデプロイ可能です。今回は、File Analytics VM(FAVM)をNutanix クラスター上へデプロイしてみます。

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今回の環境

AOS: 6.0 STS
Hypervisor: AHV 20201105.2076
Files version: 3.8.1
File Analytics: 3.0.0

File Analytics VM のデプロイ

Prismからの操作でFile Analytics VM(FAVM)をデプロイします。ちなみに、FAVMはFSVMのクライアントネットワーク側に配置するのが推奨です。また、ADやCVMとも疎通性を持たせる必要があります。

まず、Prismの「ファイルサーバー」画面で「ファイル分析を展開する」をクリックします。

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続いて下の図のように各設定を入力していきます。

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File Analytics VM(FAVM)がデプロイされ、仮想マシン画面でも存在が確認できます。

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File Analyticsの有効化

File Analytics VM(FAVM)のデプロイが完了したら、File Analyticsを使用したいファイルサーバーで有効化します。

Prismの「ファイルサーバー」画面で、File Analyticsを有効化したいファイルサーバーを選択後、「ファイル分析」をクリックします。

ブラウザでFile Analyticsのタブが起動しますので、データの保持期間やADの資格情報を入力します。

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「Enable」をクリックすると、File Analyticsが有効化され、ダッシュボードが表示されました。

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以上で、File Analyticsのデプロイおよび有効化は完了です。