前回の記事では、Nutanix AHVクラスター上でバックアップ対象となるWindows Server2016の仮想マシンをソースノードとして追加しました。
今回は、バックアップデータの保管先となるRPS(復旧ポイントサーバ)をデスティネーションとして追加します。Arcserve UDPでは、バックアップデータの保管先として、基本的にはRPS(復旧ポイントサーバ)を追加してデータストアを作成するようです。RPSはバックアップデータの重複排除という重要な機能を担っています。
ちなみにここでの「デスティネーション(destination)」とは、バックアップ データの保存先となるコンピュータまたはサーバの事です。
目次
1. 今回の環境
Platform: NX-1465-G5
AOS: 6.5 LTS
AHV: 20201105.30398
UDP Console 兼 RPS: Windows Server 2019
Backup Proxy: Windows Server 2016
※ Arcserve UDP 8.1 は現状 AOS 5.20までのサポートとなりますが、今回はAOS 6.5で検証しています。ご了承ください。
今回はUDP ConsoleとRPSを同じサーバ内にインストールしていますので、自分自身をデスティネーションのRPSとしてUDP Consoleから追加します。
2. RPSをディスティネーションとして追加
UDP Consoleにて「リソース」→「復旧ポイントサーバ」→「復旧ポイントサーバの追加」の順に遷移します。
RPS追加の画面が表示されますので、RPSのIPアドレスやアカウント情報などを入力していきます。変更トラッキングドライバはバックアップ時の増分ブロック情報を管理するものですが、今回はRPSを既にインストール済みのノードをデスティネーションとして指定しており、変更トラッキングドライバもその際にインストール済みですが、チェックはつけたままにしておきます。(特に理由はなし)
「インストール/アップグレードの実行」についても、RPSはインストール済みで最新バージョンなので、そのまま無視して「保存」をクリックします。
RPSがデスティネーションとして追加されたことが確認できました。
今回はこの辺で。
参考資料
・コンソールへの復旧ポイント サーバの追加
次回:RPSへのデータストアの追加