NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Nutanix で Prism Central「pc.2023.1.0.1」をデプロイしてみる

Nutanixでは、Prism Centralバージョン「pc.2022.9」あたりからWebコンソールのUIや仕様が大きく変化してきていますので、今回は最新のPrism Centralをデプロイしてみます。

※この記事は、Prism Centralバージョン「pc.2023.1.0.1」時点でのNutanixドキュメント情報をもとに作成しています。その後の製品アップデートは最新のメーカードキュメントをご参照ください。またこの記事で紹介している手順などを参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。

目次

1. 今回の環境

Platform: NX-1465-G5
AOS: 6.5.3.1 LTS
AHV: 20220304.420
Prism Central: pc.2023.1.0

2. Prism Central「pc.2023.1.0.1」のデプロイ

Prism Centralデプロイ先となるNutanixクラスターのPrism Elementから、Prism Centralの展開を起動します。

Prism Centralのデプロイ画面で、インストールするバージョンを選択します。今回筆者のデプロイ時点では、まだインターネット経由での自動ダウンロードやコンパチの更新が提供されていなかったので、バイナリはローカルからアップロードしました。(新しすぎるバージョンはPrismで使用可能になるのに少し時間がかかります。)

バイナリをアップロードしましたが、やはりバージョンが新しすぎてPrismでは互換性がないと表示されていますが、そのままインストールで進めます(Webのコンパチマトリックスでは互換性あり)。Prism Central VMのサイズやネットワーク情報を入力して次に進めます。

ネットワークの情報を続けて入力していきます。そして、ここから今までにはなかった新しい入力項目として「Prism Central Service Domain Name」と「Internal Network」が出てきます。これは、Prism CentralでのMSP(Microservice Infrastructure)デフォルト有効化に伴って追加された設定項目のようです。MSPでは、Prism Central内でマイクロサービス(Prism CentralにKubernetesが展開され、内部でもDNSサービスなどが提供される)が起動することによって、内部用のドメインやpod(コンテナ)同士が通信する際の内部ネットワークのインターフェースなどが設定されているもので、基本的には仮想マシンといったこれまでの仮想基盤上のサービスとは直接的に干渉するものではないと思われます。デフォルトのドメイン名やネットワークも設定されていますので今回はそのままデフォルト値で進めます。

設定が完了したらサマリを確認して「展開」をクリックします。Prism Centralがデプロイされます。(30分ほどかかる)

デプロイが完了したら、設定した外部IPでブラウザアクセスし、デフォルトID/PWでログインしてパスワードを変更します。

  • デフォルトID: admin
  • デフォルトPW: Nutanix/4u

パスワード変更が完了したら、エンドユーザーライセンス条項に同意しておきます。

パルスも有効にしておきます。

Prism Central Webコンソールにログインできました。

3. Prism Centralへ管理対象クラスターを登録

Prism Centralへ登録したいクラスターのPrism Element画面から、Prism Centralへの接続を起動します。

接続先となるPrism CentralのIPやアカウント情報を入力して「接続」をクリックします。

クラスターがPrism Centralへ登録されました。

4. おわりに

今回はPrism Central「pc.2023.1.0.1」のデプロイ方法をお見せしましたが、この最新のPrism Centralにはネットワークの要件が追加されているため併せて紹介しておきます。

先ほどのMSPデフォルト有効化に伴って、以下のネットワークは他で使用しないことが推奨されます。

  • MSPのプライベートネットワークとして設定したIPアドレス範囲
  • 10.200.32.0/24, 10.100.0.0/24, 10.100.1.0/24, 10.100.2.0/24
    →このあたりはPrism Central内のコンテナがマイクロサービスの内部通信で使用している

ちなみにMSP関連の条件は以下ドキュメントで色々と説明されています。
<Microservices Infrastructure Prerequisites and Considerations>
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide-vpc_2023_1_0_1:mul-cmsp-req-and-limitations-pc-r.html

このマイクロサービス関連のネットワークやKubernetesはまだまだ情報も少ないため、今後徐々にナレッジも蓄積していくものだと思います。

今回はこのへんで