NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Prism CentralのVMスタートアップポリシーでHAイベントを発生させてみる【AOS 7.5 AHV 11 PC 7.5】

※この記事は「AOS 7.5 AHV11.0 Prism Central pc.7.5」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。

前回の記事では、Prism CentralのVMスタートアップポリシーを設定しました。今回は、HAイベントを発生させて、フェイルオーバー時のVM起動順序を確認してみます。

目次

1.今回の環境

AOS: 7.5
AHV: 11.0
Prism Central: pc.7.5
▽環境のイメージは以下の通りです。

2. 対象の仮想マシン

pc.7.5時点では、Prism CentralのVMスタートアップポリシーは、Nutanix FilesのFSVMやPrism Central VMは対象とすることができません。

▽そのため、前回の記事でVMスタートアップポリシーを設定した3台のWindows Server VMと、FSVM、Prism Centralを同じノード上で稼働させ、ノード障害を発生させて動きをみてみます。

3. フェイルオーバーの動作

今回の対象のAHVホスト3号機で試験的に障害を発生させたところ、想定通りHAフェイルオーバーが順番に機能していました。

▽合計5台の仮想サーバが順番にフェイルオーバーした様子がPrism Centralのタスクから確認できます。ここでポイントですが、ポリシーを適用していないFSVMとPCVMは、ポリシーを適用しているVMがすべて起動した後に起動する仕組みのようです。

▽Prism Elementのタスク画面でもFailoverの様子は確認できます。VMスタートアップポリシーで「Guest Boot-up」としたグループ2は、OSの完全起動まで確認してから次のグループに処理を渡すため、「win2022-medium」と「win2022-low」の間には開始時間に5分程度のラグがあることが分かります。

ちなみに、ドキュメントには「high availability (HA) and cluster restart events(ノードHAやクラスター再起動イベント)」時にこのポリシーが発動されるように記載されています。今回、ノード障害時のHAは試してみましたが、「クラスター再起動イベント」というのが、どういった状況を指しているのかすぐには思いつきませんでした。(UPSであれば、UPS側で起動を制御するため。)

ハードウェア保守・メンテナンスを想定してクラスターを手動で全停止し、手動でクラスターを起動してみましたが、cluster start後も自動で起動することはありませんでした。参考まで。

VM Startup Policy
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide:mul-vm-startup-policy-pc-c.html