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主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

Prism CentralのVMスタートアップポリシーを作成してみる【AOS 7.5 AHV 11 PC 7.5】

※この記事は「AOS 7.5 AHV11.0 Prism Central pc.7.5」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。

2025年12月にNCI 7.5(AOS 7.5/AHV 11.0/pc.7.5)がリリースされたので、環境を触ってみました。今回は、仮想マシンVMスタートアップポリシーを設定してみます。

目次

1.今回の環境

 AOS: 7.5
AHV: 11.0
Prism Central: pc.7.5
▽環境のイメージは以下の通りです。

2. カテゴリの作成

VMスタートアップポリシーでは、ポリシーを適用したいVMをカテゴリで管理します。▽今回は、Prism Centralにて「Sartup-Policy」というカテゴリを作成し、「high」「medium」「low」という値を作成して、それぞれの値に1台ずつ仮想マシンを関連付けました。

この3台のwin2022 VMを、high→medium→lowの順に起動するポリシーを作成してみます。

3. スタートアップポリシーの作成

▽Prism Central Web ConsoleのInfrastructure画面から、VMs→VM Startup Polices→Create VM Startup Policyをクリックします。

▽はじめにスタートアップポリシーに名前を付けます。スタートアップポリシーは依存グループ(Dependency Group)ごとに順番に定義するイメージです。依存グループでは、各グループにカテゴリを追加することで、カテゴリに関連付けられている仮想マシンを任意のグループに追加することができます。また、「+ Configure Start Conditions」では、このグループのすべての仮想マシンが起動したという判定基準を選択したり、次のグループの起動へ切り替わる際の遅延時間などの設定ができます。

▽下記はグループ1の設定例です。今回は、はじめに起動するグループ1に「high」の値が付いたカテゴリを追加しました。また、このグループ1の仮想マシンが起動したという判定は「Power-on」を選択します。これは、グループ内のすべてのVMが起動(Power-on)しただけで起動判定が満たされることになります。つまり、OSやアプリケーションの起動までは考慮しません。また、「Power-on」の場合、次のグループの起動がトリガーされるまでの遅延時間(Delay Duration)を設定することができます。今回は「60秒」で設定してみました。

▽設定したグループ1の内容は以下の通りです。

▽同様にして、次に起動するグループ2には、値「medium」のカテゴリを追加し、次のように設定しました。起動判定条件は「Guest Boot-up」とします。これは、グループ内のすべてのVM起動後、ゲストOSが完全に起動したところまでを確認できたら、起動判定が満たされることになります。この判定条件を使用するには、NGTのインストールが必要です。

また「Guest Boot-up」では、タイムアウト期間(Timeout Duration)を設定することができます。これは、設定したタイムアウト時間内にOSが起動しなかった場合、構成に応じて、そのまま起動シーケンスを続行するか、問題としてフラグ付けをすると説明されています。

Timeout: The Timeout parameter defines the maximum time the system will wait to detect Guest Bootup via NGT. If the system does not meet this timeout condition, it will either proceed with the startup sequence or flag an issue, depending on the configuration.

https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=AHV-Admin-Guide-v11_0:mul-vm-start-conditions-conflicts-and-resolution-pc-c.html

ただし、ドキュメントにも実際の設定画面にも、タイムアウト期間を過ぎた場合に、そのまま後続の起動シーケンスを続行するのか、またはフラグ付け(アラート?)のみ実行するのかを設定する項目は見受けられませんでした。後続のグループが設定されている場合は、起動シーケンスが続行されるという意味で解釈すべきかもですね。

なお、遅延時間(Delay Duration)はグループ1と同様に「60秒」で設定してみました。

▽最後にグループ3ですが、最後のグループは起動条件を設定する必要がないため、値「low」のカテゴリを指定して完了です。

▽作成されたスタートアップポリシーの「VMs」画面を見てみると、このポリシーが適用されている仮想マシンやそのカテゴリ、またコンプライアンスステータスが確認できます。このコンプライアンスステータスは、例えばNGTが必要なVMにインストールされていない場合などにNGとなったりします。

▽また、作成済みのカテゴリ画面でも、スタートアップポリシーが関連付けられていることが確認できました。

これでスタートアップポリシーの作成は完了です。

次回は、HAイベントを発生させて期待通りに動作するか確認してみます。

VM Startup Policy
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide:mul-vm-startup-policy-pc-c.html