※この記事は「AOS 7.3 AHV10.3 Prism Central pc.7.3」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。
NutanixのPrismに表示されるCVM名は、クラスターを作成した際に、特定の命名規則でデフォルトの値が設定されます。今回は、Prismに表示されるCVM名を変更してみます。
目次
1.今回の環境
AOS: 7.3
AHV: 10.3
Prism Central: pc.7.3
CVMはLinuxベースの仮想マシンなので、Linuxとしてのホスト名も別で設定されています(SSHログインしてhostnameコマンドなどでみれるもの)。Prismに表示されるCVM名は、これとは別物だとお考え下さい。
2. Prismに表示されるCVM名の変更方法
▽今回の対象となるCVM名を以下の通り名前変更してみます。なお、CVM名は自由に変更できるわけではなく、先頭が「NTNX-」から始まり「-CVM」で終わる名前にする必要があります。
- 変更前: NTNX-ahv-03-CVM
- 変更後: NTNX-03-CVM
Prismに表示されるCVM名の変更では、対象のCVMの再起動を伴います。一斉にすべてのCVMを変更するのではなく、1台ずつ別ノードのCVMからコマンド実行して変更します。
▽別ノードのCVMから以下のコマンドを実行します。
nutanix@cvm:~$ change_cvm_display_name --cvm_ip=CVM-IP --cvm_name=new-name
▽コマンドを実行すると、CVMが再起動されて以下のようにPrismの表示名が変わります。
なおドキュメントでは、AOS 6.8.xおよび、AHV 20230302.100173 以降のバージョンを実行している場合は、対象のCVMが起動しているAHVホストに保存されているCVMのconfig.jsonファイルも書きかえる手順が紹介されています。
ただ、CVM名変更後にAHVに接続してCVMのconfig.jsonを覗いてみたところ、CVM名も変更されていたので、この作業は現在も必要なのかについては疑問ですが、ドキュメントを紹介しておきます。
Changing the Name of the CVM Displayed in Prism
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=AHV-Admin-Guide-v10_3:ahv-prism-ahv-cvm-name-change-t.html
今回は以上です。