NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

【AOS 7.0】Nutanix AHVの仮想スイッチを確認① アップリンクの確認

※この記事は「AOS 7.0.xx」時点の情報をもとに作成しています。その後の機能アップデートについてはメーカーの公開情報をご確認ください。

この記事は、AHVにおけるOVSのブリッジチェーンの中身を確認する連載シリーズです。各記事には以下のリンクからアクセスできます。

 

今回からNutanix AHVの仮想スイッチの構造を確認してみます。AHVでは「Open vSwitch(OVS)」というオープンソースの仮想スイッチングソフトウェアが採用されています。

今回の記事では、AHVのネットワーク環境でアップリンクCLIから確認します。

目次

1.今回の環境

AHVクラスタ: HPE DX360 Gen10 Plus(3ノード)
AOS: 7.0.1
AHV: 10.0.1
Prism Central: pc.2024.3.1.1
test-VMWindows Server 2022

環境は以下のイメージで、一般的なNutanixクラスタです。

2. AHVの仮想スイッチと仮想ネットワーク

Nutanix AHVをご存じの方であれば、▽以下の図ようなイメージを持たれている方も多いと思います。

AHVでは、OVSが使用されており、「br0」というブリッジや「Virtual Switch(vs0)」という仮想スイッチがデフォルトで作成されます。そして、VLAN IDを割り当てた「仮想ネットワーク」を作成して、ネットワーク環境を構築します。

また、ノード内のAHVとCVMでは、「virbr0」というブリッジを使用したローカルパスが存在します。

上図は、AHVにおける仮想的なネットワーク環境をイメージしやすく表現したものですが、実際の中身を覗いてみたいと思います。(virbr0は今回は対象外)

3.OVSのブリッジチェーン

AHVで「br0」と呼ばれる仮想スイッチは、以下図の通り、いくつかのOVSブリッジによるチェーン構造として構成されています。

先ほどのイメージ図から大きく異なっていますが、実際のOVSでは、△この図のような構造になっています。

4. アップリンクの確認

今回は、「br0」のアップリンクの設定をCVMからコマンドで確認してみたいと思います。

▽以下の図の通り、「br0」のアップリンクとなる部分の話です。

対象のAHVノードで稼働するCVMから、以下コマンドを実行します。

manage_ovs --bridge_name br0 show_uplinks

実行結果は以下の通りです。

[CVM]$ manage_ovs --bridge_name br0 show_uplinks
  Bond: br0-up
    bond_mode: active-backup
    interfaces: eth0 eth1
    lacp: off
    lacp-fallback: false
    lacp_speed: slow
    lacp_status: off

今回の環境では、br0-upのボンドモードが「active-backup」で、ボンディングのメンバーとなるアップリンクの物理インターフェースが「eth0」と「eth1」となっていることが確認できます。

次回以降は、CLIからbr0などのOVSの構造を見ていきたいと思います。

今回はこの辺で。