NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

HYCUでNutanix AHVのVMをバックアップ Part.5(仮想マシンのバックアップ・リストア)

この記事はHYCUでNutanix AHVのバックアップを取得する基本手順の第5弾です。


前回の記事では、HYCUでのバックアップポリシーの作成やタイムウインドウの設定を行いました。

今回は、HYCUで仮想マシンのバックアップ・リストアを実施してみます。

目次

今回の環境

Platform: NX-1465-G5
AOS: 6.5.1.5 LTS
AHV: 20201105.30417
バックアップ製品: HYCU Backup Controller(4.6.0)
バックアップ対象VM: Windows Server 2019

1. バックアップの取得

対象VMにバックアップポリシーを割り当て、バックアップを取得します。イメージは以下の通りです。

HYCUのコンソールから「Virtual Machines」画面へ遷移し、対象のVMを選択して「Policies」をクリックします。

今回はデフォルトで準備されている「Bronze」というポリシーを選択して「Assign」をクリックします。

ポリシーの適用が完了したら、対象のVMを選択して「Backup」からフルバックアップを手動で実行してみます。

2. 仮想マシンのリストア

今回は別のVMとしてリストアしてみます。イメージは以下の通りです。

対象のVMにて取得済みのバックアップを選択し「Restore VM」をクリックします。

今回は別の仮想マシンとしてリストアするため「Clone VM」を選択して「Next」をクリックします。

同じクラスター上にリストアしますので「Original source」を選択して「Next」をクリックします。

リストア先のストレージコンテナや仮想マシン名、ネットワークの設定などを入れて「Restore」をクリックします。

リストアが完了するとPrismから確認できます。IPアドレスも引き継がれていました。

今回はこの辺で

<参考>
リンク先の以下項目を参照
・既定のポリシーの設定
・手動バックアップの実行
仮想マシンの複製
https://download.hycu.com/ec/v4.6.0/help/ja/HYCU_UserGuide.pdf