NCMの各機能の目次はこちら
- レポート機能
- キャパシティプランニング
- リソースの非効率性の検出・適正サイジング
- 非NCI環境におけるESXiのサポート
- ローコード/ノーコード運用のオートメーション
- IT運用のためのSQL Serverモニタリング
- アプリケーション検出
- 機械学習による自己調整
- プライベートクラウド向けコストメータリング
マルチクラウド可視化と最適化 - 予算編成とチャージバック
- セルフサービス(Self-Service)
- セキュリティ コンプライアンス
はじめに
前回の記事では、NCM(Nutanix Cloud Manager)の「アプリケーション検出」について紹介しました。
今回ご紹介する機能は「機械学習による自己調整」です。
※この記事は、Prism Centralバージョン「pc.2022.6」でのドキュメントや検証結果をもとに作成しています。その後の機能アップデートなどについては最新のドキュメントをご参照ください。
目次
機械学習による自己調整とは
こちらは、第5回の記事で紹介したX-Playのプレイブックの補助的な機能で、Nutanixでは「Autopilot(X-Pilot)」とと呼ばれます。プレイブックで、特定のメトリックを指定してアラートトリガーを設定した場合に利用できる機能であり、仮想マシンに対して最適なリソース範囲として「KPI」を設定することで自動操縦させることができる機能です。
ただこちらは、あくまで補助的な機能であること、またプレイブックでそもそも似たような自動化をすることができるため、現在はそこまで出番がないものだというのが個人的な見解です。今後の進化に期待したいですね。
<参考>
Self-Tuning with Machine Learning (X-Pilot)
https://portal.nutanix.com/page/documents/solutions/details?targetId=TN-2043-Prism-Operation-Tiers:self-tuning-with-machine-learning-x-pilot.html
Autopilotの設定方法
設定方法を簡単に紹介します。プレイブックの作成方法は第5回の記事をご参照ください。
▽CPU・メモリ・ディスク使用率といったリソース系のメトリックを用いたアラートトリガーのプレイブックに対して「Set Autopilot」をクリックします。
▽Autopilotの設定画面で、KPI の範囲を入力していきます。
簡単ですが、以上です。X-PlayでAutopilotを使ってみたい人はぜひ一度お試しください。今回はこの辺で。
<参考>
Configuring Autopilot for Playbook(pc.2022.6)
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Central-Guide-vpc_2022_6:mul-playbook-autopilot-configure-pc-t.html
次回: Nutanix Cloud Manager(NCM)の機能紹介➈ 「プライベートクラウド向けコストメータリング」と「マルチクラウド可視化と最適化」