NutaNice Xperience

主にNutanix製品を検証したり触ったりした結果をつづっています。※このブログの内容は個人の見識や見解をもとに作成しています。参考にされる場合は自己責任でご活用ください。実際に製品を使用される場合は、メーカードキュメントの手順に従い実施してください。

AOS

ESXi版 NutanixでVMクローンしてみる・前編(NFS VAAI プラグインなし)

Nutanixでは、ESXiをハイパーバイザーとしてクラスターを作成すると、デフォルトで「nfs-vaai-plugin」と呼ばれるVIBが各ESXiへインストールされます。 この「nfs-vaai-plugin」によってESXiからNFSデータストア(ストレージコンテナ)へのI/Oタスクの一部を…

Prism CentralからボリュームグループをAHVのVMへ直接接続してみる -Nutanix AOS 6.1(Prism Central pc.2022.1)の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回はAOS 6.1と同時にリリースされた、Prism Central pc.2022.1の新機能の1つとして、Prism CentralからボリュームグループをAHV上のVMへ直接接続してみました。 これまではク…

Nutanixクラスターから複数ノードを同時に削除してみる -Nutanix AOS 6.1の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回は新機能の1つとして、PrismからのNutanixクラスターの複数ノードの同時削除を試してみました。 これまでは1ノード削除し、データ冗長性の回復を待ってから、次のノードの削…

Prism CentralからAHV VMへホストアフィニティポリシーを一斉に適用してみる -Nutanix AOS 6.1(Prism Central pc.2022.1)の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回はAOS 6.1と同時にリリースされた、Prism Central pc.2022.1の新機能の1つとして、Prism Centralでホストアフィニティポリシーの一斉適用を試してみました。 この新機能では…

NutanixのPrism Centralからストレージコンテナを管理してみる -Nutanix AOS 6.1(Prism Central pc.2022.1)の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回はAOS 6.1と同時にリリースされた、Prism Central pc.2022.1の新機能の1つとして、Prism Centralでのストレージコンテナの管理を試してみました。 これまではクラスター単位…

Nutanix PrismのExpand Cluster機能でAHVクラスターへストレージ専用ノードを追加してみる -Nutanix AOS 6.1の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回は新機能の1つとして、PrismのExpand Cluster(クラスター拡張)機能に追加されたストレージ専用ノード(storage-only node)の追加を試してみました。 これまでExpand Clus…

AHVで仮想マシンのカテゴリ単位でのストレージポリシーを設定してみる -Nutanix AOS 6.1(Prism Central pc.2022.1)の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回はAOS 6.1と同時にリリースされた、Prism Central pc.2022.1の新機能の1つとして、AHV環境における仮想マシンのカテゴリ単位でのストレージポリシーを設定してみました。 こ…

AHVをPrismからメンテナンスモードにしてみる -Nutanix AOS 6.1の新機能

2022年2月24日に新しいAOSのSTSバージョンであるAOS 6.1がリリースされました。今回は、新機能の1つであるPrismからのAHVメンテナンスモードを試してみます。 これまではCVMへログインし、AHVを操作するためのCLIツールである「aCLI」を起動してコマンドライ…

NutanixのCVMが起動するところを調べてみる

NutanixのCVMはLinux(CentOS)の仮想マシンベースでカスタマイズされているVMですが、最近資料を作っていてCVMの起動の仕組みが気になったのでわかる範囲で調べてみました。 今回は以下の環境のCVMを例にします。 プラットフォーム: NX-1465-G5AOS: 5.20.1.…

ESXi版 Nutanix環境の初期設定 その① Foundation~データストアマウント

この記事は、Nutanix Advent Calendar 2021 の 15日目です。 adventar.org Advent Calendarを書くのは初めてなので、簡単な自己紹介をします。普段は某企業でNutanixに関するセミナーやハンズオンの講師などを担当しているプリセールスエンジニアでして、同…

NutanixでFoundation VMを別セグに置いてみる

今回は小ネタ・やってみた系です。 Nutanixでは、多くの場合Foundation VMを使用してノードをイメージングしクラスターを作成すると思います。その際に、基本的には特に意識することなくFoundation VMをCVMやIPMIと同一セグメントへ配置するかと思いますが、…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる④ -分散共有のフォルダリダイレクトで書き込み中にFSVM停止-

今回もやってみた系です。Nutanix Filesでは、VDIの移動ユーザープロファイルやフォルダリダイレクトの保管先として、「分散共有」という共有フォルダの提供方式を選択することが可能です。 今回は、分散共有でフォルダリダイレクトしているユーザーのダウン…

Nutanix Filesで障害を発生させてみる① -ファイルアップロード中にFSVM停止-

今回はやってみた系で長編です。 Nutanix Filesでは、FSVMという仮想アプライアンスをNutanixクラスター上へ複数台デプロイし、それがNASヘッドとなって共有フォルダをクライアントへ提供します。 今回は、Nutanix Filesで「標準共有」で共有フォルダを作成…

Nutanix AHVでVolumesネットワーク作成してみた

前回までの記事ではNutanix AHVでDR用のネットワーク関連の話を紹介してきました。今回は、もう一つのサービスネットワーク分離であるVolumes用ネットワークを作成してみます。 今回の環境 AOS: 5.20.1.1 LTSAHV: 20201105.2096 管理ネットワーク:ネットワー…

Nutanix AHVでDRネットワークを使用してAsync DRでリモートサイトへレプリケーションしてみた

前回の記事では、DRネットワークを作成した2つのクラスター間でリモートサイト登録をした後、仮想ネットワークとストレージコンテナのマッピングを [ncli] で実施しました。 今回は、2つのサイト間で仮想マシンのスナップショットをDRネットワークを使用して…

Nutanix AHVでAsync DRのリモートサイト間をncliでマッピングしてみた

前回の記事では、DRネットワーク作成後に、2つのNutanix AHVクラスター間でリモートサイト登録をしてみました。 今回は、ncliを利用してこの2つのサイト間で仮想ネットワークやストレージコンテナをマッピングしてみたいと思います。 今回の環境 AOS: 5.20.1…

Nutanix AHVでDRネットワーク作成後に、Async DRのリモートサイト登録してみた

前回の記事では、Nutanix AHVで物理的にネットワークを分けるDRネットワークを作成しました。今回は、DRネットワークを作成した2つのクラスター間で、Async DRのリモートサイト登録をしてみました。 ちなみにDRネットワークでは、サイト間で異なるネットワー…

Nutanix AHVで物理NIC分けてDRネットワーク作成してみた

Nutanix AHVではCVMの管理系の通信とストレージ系の通信を分けるバックプレーンLANをいうものがあり、もともとはVLANでセグメントを分けることが可能でした。 最近のAOSでは、このバックプレーンLANを物理的に分けるだけでなく、DRレプリケーション用のネッ…

Nutanix AHVのHAで仮想マシン再起動の優先順位をつけてみる

今回もセミナー等でご質問いただいた内容となります。 Nutanix AHVには、ESXiと同様に、HA(High Availability)機能があり、ノード障害時に仮想マシンを別のサーバー上で自動で再起動させることができます。 HAの話をすると、起動する仮想マシンの優先順位…

Nutanix AHVのメモリのオーバーコミットについて

2022/11/14 追記最近のAHVではメモリのオーバーコミットがPrism Central GUIからできるようになっています。詳しくは以下ドキュメントをご参照ください。Memory Overcommit ------------------------------------------------------------- 以前 Nutanixのセ…

AHVでストレージコンテナ間のvDISKライブマイグレーションをしてみる

NutanixではAOS 5.19からAHVで異なるストレージコンテナ間でのvDISKのライブマイグレーションがサポートされました。これは、VMwareでいうところのストレージvMotionの機能に相当するものです。 この機能は、ストレージポリシーを分けて仮想マシンを改めて整…

Nutanix AHVで仮想スイッチ(Virtual Switch)を追加して、アップリンクを設定してみる

以前の記事で、追加の仮想スイッチ(Virtual Switch)を作成したAHVクラスターへノードを追加してみるという記事を紹介しました。 今回はそれに関連して、AHVクラスターへ新たな仮想スイッチを作成する方法を紹介したいと思います。 AHVにおける仮想スイッチ…

【第3回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための推奨順序や事前作業などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードの本作業をご紹介します。AOSのアップグレード自体は、クリック操作で完了しますので、今回の記事は短めです。 ※ この記事では、AOSアップグ…

【第2回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

前回の記事では、AOSアップグレードのための互換性情報の確認方法などをご紹介しました。 今回は、AOSアップグレードを実施するにあたっての、推奨順序や事前作業などをご紹介します。 ※ この記事では、AOSアップグレードについての情報を紹介していますが、…

【第1回】Nutanix AOSのアップグレード方法(AHV版)

NutanixではAOSによってHCIやクラスター管理機能が提供されています。AOSは約1年に1回のペースで新しい長期サポートバージョン(LTS)がリリースされているので、既存の環境でも1年に1回は新しいバージョンへアップグレードすることが理想です。 これ以降数…